毛芯について / ・総毛芯(フルキャンバス) ・半毛芯(ハーフキャンバス) ・接着芯

当店でオーダーいただいたお客様からのお声で「毛芯？他店で聞かれたことがない・・・」と

オーダーの際に説明がないお店さんが多いようなので綴らせていただきます。

毛芯とは・・・スーツを支える【骨】のようなものです。

毛芯は馬毛と綿を使用した芯で表生地の内部に縫い合わせて使用し

スーツ・ジャケット・コートの成形性、保形成を高める為に使用されています。

【バス芯】とも呼ばれていますが【バス芯】とは馬毛を使用した芯の事を示します。

・総毛芯 (フルキャンバス)

・半毛芯 (ハーフキャンバス)

・接着芯

大きく分けると3種類となり「高級仕立ては総毛芯だ！」といった解釈が多く

総毛芯は手間の掛かる仕立てで工賃的な面もございますので間違いではありませんが

シーンに合わせた用途でお考えいただくのが良いかと思っております。

ビジネススーツとして着用をご希望の際は総毛芯の一択かと思いますが

ジャケットやセットアップ使いをする際は半毛芯や接着芯の方がラフで柔らかな雰囲気となります。

ウォッシャブルスーツと呼ばれるものは接着芯となります。

※洗った際、表地と芯地の縮率が違いますのでシワ防止の為です。

毛芯を使用しない[一枚仕立て]も可能でシャツのような柔らかで楽な着心地が特徴です。

気にせずガンガン着れるような素材でのお仕立てでは◎ですが型崩れし易いのがデメリットです。

当店では基本は総毛芯をベースとしておりソフト、ハードなど様々な毛芯をお選びいただけます。

文面で見ても…？かと思いますのでご興味のある方は店頭にてお聞きください。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

オーダースーツ・シャツ・コート・タキシード・シューズ : Kusuda Tailor(クスダテーラー)神戸