スーツを仕立てる上で欠かすことのできない毛芯(副資材)
- 2022.11.24
- BLOG
スーツを仕立てる上で欠かすことのできない毛芯(副資材)について綴らせていただきます。
毛芯とはスーツの骨組みであり仕立て上がると見えないので目にすることはないかと思いますが
仕立て上がりの立体感、長く綺麗にご着用いただけるなどの
お客様にとってのメリットを理解しているからこそ当店は見えない部分も本物に拘っております。
前身頃の肩から裾までの全体に施した[総毛芯]と
肩から胸下あたりまでの[半毛芯]があり用途により使い分けられていますが
【スーツ=総毛芯】 が正解だと個人的には認識しておりますので当店では[総毛芯]が標準となります。
総毛芯の場合、裾を手まつり(手縫い)で縫製しないといけないため職人の高い技術が必要です。
コストカットされやす部分でバラすと半毛芯だった…なんて噂も耳にします。
[半毛芯]の仕立ても可能ですが認識としてはジャケットやカジュアルスタイルで合わせる際や
生地のドレープ感や柔らかな雰囲気重視ですと[半毛芯]も良いかなと思います。
総毛芯(本バス)の種類もソフト、ハードと2種類用意しており
店頭にサンプルがありますのでオーダーのイメージを考慮し、実際にご試着や触ってお決めいただけます。
お客様とフィッター(販売員)の相性、的確な採寸、パターン、縫製、アイロンワークなど
毛芯で全てが決まる訳ではありませんが良質な毛芯はスーツのシルエットを長く保ちますので
今後オーダーをご検討中のお客様は参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
オーダースーツ ・オーダーシャツ ・オーダーコート ・オーダータキシード
Kusuda Tailor (クスダテーラー) 元町 | 三宮 | 神戸
〒650-0012 兵庫県神戸市中央区北長狭通3丁目7-3 1階
営業時間 : 11:00 ~ 20:00 (定休日 : 毎週火曜日)
元町 (JR, 阪神)駅より徒歩 2分 / 三宮 (JR, 阪神, 阪急)駅より徒歩 7分 / 県庁前 (地下鉄)駅より徒歩 5分
【お問い合わせ】
TEL : 078-325-2055
MAIL : info@k-tailor.jp
instagram : @kusuda_tailor
-
前の記事
衿型について 【DOUBLE BREASTED / ダブル ブレスト】 2022.11.23
-
次の記事
冠婚葬祭 : いざとゆう時にないと困る【礼服】 2022.11.25